1003DEMONSTRATION ARCHIVES｢NO!中華人民共和国建国71周年連帯デモ｣

10月3日(令和2年)、香港における情勢を受けて在日香港人の有志によるデモ(以下香港デモ)が池袋にて行われた。

開催場所の東池袋中央公園

マスク

香港デモの｢女神像｣と参加者の女性

参加者のプラカード

デモの様子

WeFuckingLoveHongKong(俺たちはマジで香港が大好きなんだぜ)

横断幕

今回のデモにおいて実行委員会より出された声明

 

10月1日は中華人民共和国建国記念日「国慶節」です。しかし周辺の民族にとっては日が本格的な侵略の始まりであるといえるでしょう。71年経って中国共産党による支配は、日に日に苛烈を極めています。

　ウイグルでは、数百万人を強制収用所に入れ、共産主義思想の洗脳教育、豚肉食の強要、強制労働、生体からの臓器強奪などが平然と行われています。また、女性に対して不妊手術の強制など、ヒットラーも驚く民族浄化が行われています。

日本をはじめとする先進国は、ウイグル強制収用所で作られた衣服、家具などが、安く販売されている現状を深く考える必要があるのではないでしょうか。

　香港では、香港人が香港政府の残酷な政策に抵抗してきた去年の６月からの民主化運動に対する応えは、まさかの国家安全法による「白色テロ」でした。

　国安法の実施後、リンゴ日報の創業者のジミー・ライ氏、周庭氏やアンディ・リー氏が国安法違反で逮捕される事件がありました。アンディ氏を含め、１２人は台湾へ亡命しようとした途中、中国海警局に拘束され、未だに音信不通で深刻な危機に置かれています。

　中国及び香港政府は、人権を無視し、より強く香港人を弾圧し出しています。香港市民が動きにくくなっている中で、国際連帯の重要性が大きくなっています。

　南モンゴルでは、今年の９月１日から、双語教育が導入され、中国語による教育が始まりました。これはチベットやウイグルですでに行われた教育政策と同じ道筋をたどり、いずれモンゴル語教育の廃止へとつながるでしょう。また歴史教育からは、民族の英雄チンギスハーンでさえ抹殺されました。南モンゴル人は、｢モンゴル語教育廃止は、文化のジェノサイドだ｣と声を上げています。

　子供達を登校させず、元教師や大学生を家庭に呼んで、モンゴル語教育を守ろうとしています。南モンゴル人は、中国共産党による民族浄化を前にして、大きな抗議運動を始めました。

　チベットではチベット語での教育が受けられません。チベットでは尊敬するダライ・ラマ14 世の写真を持つことが許されません。チベット人の発言や行動は常に監視されています。チベット人には移動の自由も集会の自由もありません。デモなどの非暴力的手段での主張を行うと、即座に拘束されます。

　基本的人権の著しい侵害が続くこの状況における最後の手段として、ガソリンを被り自らに火をつけて抗議したチベット人は、確認できているだけで150人以上に達しました。

　台湾では、香港危機を受けて蔡英文総統が再選されました。今年の7月には、台湾侵略を狙った危機がありました。アメリカのトランプ大統領が、アメリカ、日本、オーストラリアの大艦隊を台湾沖に結集させ、戦争を未然に防ぎました。

　チェコは、中国の脅しに屈せず、上院議長ビストルチル氏を代表とする訪問団を送りました。チェコは、｢私達は、ビロード革命の後継者、全体主義の脅しには屈しない｣と宣言しました。

　今後、アメリカ大統領選挙の状況によっては、台湾侵略の危機は続きます。

　中国国内では、共産党による締め付けが、厳しくなっています。投獄を覚悟しなければ、意見すら言えない状況です。今こそ自由な社会が、声を上げ中国共産党の政策にNOを突き付けましょう。

経路

忘れた